檀れい(4)
冒頭の質問で「人が怖い」と話す檀だが、江原によるとそれは「今までの人生で、どこかで自分の心を捨てきたところがあるから」という。
それでも檀が宝塚を続けてこられたのはお客さんのため。自分の魂を神にあげてしまい、お客さんのために舞台を続けてきた。だが、続けるうちに怖さを超えて、舞台がだんだん楽しみになってきたという。お客が喜んでくれるのが分かってきたから、舞台が病みつきになったようだ。
江原は「(檀は)この仕事をしていなかったら、きっと人を助ける仕事をしていたでしょう。正義感の人だから。今はそれをお芝居でやっているだけ」と話す。でも、それだけに「強い人には強いが、弱い人には逆に弱い」と指摘。常に「自分が何とかしなくっちゃ」と思ってしまう性格だという。
そして江原は檀のように「人のために生きる人が一番強いんです」と言う。子供を抱える母親が強いように、守るものを持つと強くなる。昨今、生きる気力のない若者が問題になっているが、江原は「生きる力のない人は、自分は存在を望まれていないと思っている人」だと分析する。でも、存在の必要のない人なんていないし、誰もが必要な存在だと気づくと強くなれるという。
これに関連し、江原は「弱い人には利己的な人が多い。自分のことばっかりだから弱い。自分を無くして他人のために生きると世の中から求められる人間になれる。力が倍になる」と話す。
次回は檀の父親と前世の話。
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